こんにちは、よぴです。
本日は法令12ヶ月点検(一年点検)について説明していこうと思います。
【概要】

車をお持ちのみなさんは車の購入元や、車両情報を持っている企業などから、法令12ヶ月点検の案内が定期的に届いているかと思います。
点検一覧と実施が必要な種別↓
http://amsdl.ams.or.jp/shinnkoukai/kamotu%202.pdf
この法令12ヶ月点検というのは、一般的に一年点検・12検などと呼ばれており、車検が基本的には2年に一回あることから、この2年間の真ん中である、12ヶ月経過したタイミングで、安全性の確認のため点検を受けてくださいということなのです。
車検の詳細はこちら↓
法令で定められた点検なので、原則受けなければいけない点検なのですが、私自身受けなかった人が何らかの罰則を受けたという話は聞いたことがないというのが実情です。車を所有する全ユーザーの約3割程度しかこの点検を受けていないのだそう。
ただし、実際に故障や事故が起こった際に、この点検を受けていないことがわかれば、事故などの過失割合という観点ではたちまち不利になるでしょう。
事故の原因が、車の故障であったとしても、点検を受けなかった使用者の責任となるわけです。
では、12ヶ月点検では何を点検するのでしょうか?
扱っている点検記録簿の内容により若干の違いがあるかもしれませんが、基本的には車検と同程度の点検が受けられると思っていただいて大丈夫です。
【法令12ヶ月点検を受けるメリットと受けないデメリット】
<メリット>
・車検で点検しない部分や、時間経過による劣化や故障原因になる部分を発見できる
・故障や事故になってから必要な金額より少額でリスクの除去ができる
・点検を実施した方を対象とした保証などを受けられる(購入先や点検実施先による)
<デメリット>
・部品などの劣化が発見されないまま車検まで(約一年)劣化が進行し故障が重症化しやすい
・故障や事故のリスクが高くなり、実際に事故を起こした際に多額の費用が必要になる
・購入先や点検実施先での得点が受けられなくなる(未実施車両の保証の満了など※条件要確認)
よくあるパターンとして、車の購入時に1〜10年ほどの保証などがあり、故障時に部品を無料で交換してくれたりするサービスが数多く存在しているが、法令点検の実施が条件になっているケースも多く、点検を受けた記録がないとせっかくあったはずの保証が満了していて、無料で受けれたはずの保証サービスが受けられず、多額の修理代が自腹になってしまうという事例を何件も見てきました。
私自身、「都合がつかなかった」「予約が空いていなかった」と猛攻撃をしてくるお客様を幾度となく、お断りしてきた経験があります。心苦しいですが、保証証などに記載の条件を満たしていない場合は取り合ってもらえない場合がほとんどです。
実際に法令12ヶ月点検の必要時間と金額は、
軽自動車で10,000円〜15,000円程度、所要時間約1時間。
乗用車・外車で10,000円〜25,000円程度、所要時間約1時間〜1時間半。
【まとめ】
今回は法令12ヶ月点検について語らせて頂きましたが、みなさんにも点検の重要度が伝わったかと思います。
乗用車や外車の場合の方が点検料金は高いですが、故障で発生する修理代も軽自動車と比較して高額なため、いずれにしてもリスクヘッジとして点検を受けた方が良いといえるでしょう。
点検を行うことで一定の時間と料金は発生しますが、トラブル回避、トラブルの際に受けられる恩恵から考えればかなり有意義な点検だということが分かったと思います。
みなさんが素敵なカーライフを過ごせることを願っています‼︎